こんにちは、産前・産後・子育て中の女性専門の心理カウンセラー/臨床心理士・公認心理師の藤澤真莉です。
産後うつになりやすい人の特徴①まじめで几帳面、心理的な死と再生
よく、頑張り屋さんで、まじめで、人に頼るのが苦手な人が、産後うつになりやすいって、言われますよね。
私も、そんなタイプです。
負けず嫌いです、人にできていないことを指摘されるのが嫌です。
自分は、誰よりもできる人間だと思っていました。
問題や課題があれば、自分で頑張って努力をして克服してきました。
だからこそね、
赤ちゃんを育てている中で、「あ、これ、もう私一人の手に負えない」
そう感じた時の敗北感は、とても苦しかったです。
それでも、家事さえ効率よくやればいいのではないか、とか、
「大変なのは今だけだから、耐え抜こう」とか、
もがいている時間も、また長かったように思います。
間を開けずに、二人目を産んだあとが、一番しんどかったなぁ。
二人目、三人目の産後に、産後うつになる人って、本当に有能で頑張り屋さんが多い気がします。
今ならわかります。
私には、自己愛の課題がありました。
できない自分、弱い自分は認められない。私はできる人間のはず。
私には、なんの価値も無くない。
お金を稼がず、母親業とちゃんとこなせているわけでもない私に、いったいどんな良いところがあるというんだろう。
心底、そう思っていました。
でもね、色々と、人との出会いがあって、結構、心がすっぱだかで生きている人たちに出会って、
羨ましくて、だいぶん葛藤しながら、「自分を好きになること」に取り組みました。
自己愛って、抽象的な言葉だけど、
自分の食べたい、寝たい、セックスしたい、そんな欲求を、丁寧に、大切にする事。
自分の感じるどんな感情も、湧いてくる思考も、
「あ、私、こう思っているんだ」って、ジャッジせずに受け止めること。
どんな自分であっても、気づきを、拾い上げること。
それが、自分を大切にすることであり、自分を好きになる近道だと思います。
まじめで、頑張り屋さんな自分が、壊れる恐怖があります。
でも、心理的に死んだあとは、再生が訪れます。
ただ、その時、丈夫で、安心できる人間関係の中で、死と再生のプロセスが進むとよいなと、思います。
産後うつの人に、カウンセラーが果たせる大事な役割として、
その新しい自分が立ち上がってくる時期を、守る容器(つまり良質な子宮。それは関係性そのもの)になることだと思います。
「お金を払って、話を聴いてもらう」ことに、価値を見る人は少ないかもしれません。
産後のお母さんだったら、なおのこと、自分の心に、お金も時間もエネルギーをかけるなんて、とっても勇気のいることだと思います。
だけど、私は、それを望む方には、
全力で可能性をみつけ、寄り添い、一緒に時間を過ごしたいと思います。
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