産後のカラダの変化を受け入れたい
産後のボディ・イメージの変化
こんにちは、大阪で、産前・産後の女性専門の心理カウンセラー/臨床心理士の藤澤真莉です。
皆様は、出産後に、「私のカラダ」に対する、イメージの変化はありましたか?
実は、私が「出産したんだ」と実感したのは、出産直後や、産声をきいた時や、赤ちゃんにはじめておっぱいをあげた時ではなく、
産後に、病院ではじめてのシャワーを浴びている時でした。
白い湯けむりがたっている中、ふくらみきってしぼんだ後の風船のようなお腹と、
赤くひび割れた妊娠線、明らかに横に広がった腰とお尻を、見下ろした時でした。
今まで見たことのない、自分のカラダ。
それで、「あぁ、産んだんだな…確かに出産が終わったんだな…」と実感し、何に泣いているのかわからない涙が、ワーッと出てきました。
妊娠するまで、私はベリーダンスが趣味で、いい感じに腹筋と脂肪のついた、自分のお腹が気に入っていました。
妊娠中は、膨らんでいくお腹が、ただただ嬉しくて、身体の変化にワクワクしていました。
そして、出産後に大きく変わった自分のお腹をみて、
「もう、お腹にいないんだ」という達成感、安堵、寂しさ、
「これ元に戻るだろうか?」という不安、
「まったく元通りにはならないだろう」と、不可逆的な変化を経て、母親になったことの誇らしさ。
なんかもう、いろんな感情がまじりあって、言葉にしきれない気持ちになりました。
産後に変化したカラダ、好きですか?
母親としてのアイデンティティをつくっていくことの一部に、
ボディ・イメージの変化を受け入れていく作業が、含まれています。
お腹だけでなく、胸も、髪も、身体全体の筋力も、妊娠前とは違う、新しい私のカラダとの付き合いが始まる。
そんな、生まれたての「私のボディ・イメージ」は、とっても傷つきやすい。
出産後のカラダについて、夫から悪く言われて、大変傷ついている女性がいます。
男性陣、ゆめゆめ、産後の奥様のカラダを、”冗談でも”悪く言わないでください。
(この記事を読む男性に、そんな人がいるとは思えないけど。)
それは、生まれたての女性のボディ・イメージ、自己イメージに、夫婦関係に、本当に、悪い影響を与えます。
なんで、こんな記事を今私が書いているかというと、最近、こんなことに気づきました。
未だに、おへその周囲の皮のたるみや脂肪、骨盤回りの脂肪はついています。
「なんか、お風呂の鏡に映ると、がっかりしている自分がいる。美しくないと、思っている自分がいる」。
と、気づいたからです。今まで、この感覚は当たり前すぎて、意識的にとらえていませんでした。
あれ、私にとって、好きなカラダってどんなだろう?美しいとは、何だろう?なりたいカラダは?
って考えた時に、
「出産以降、自分のお腹やお尻を、好きになれていないんだ」って、思いました。
私のなりたいボディ・イメージは、まだ描けていません。いったん、今を100点として、好きになれるかな…。
他人には、いくらでも「今で100点だよっ!素敵じゃない!」って言えるのに、自分にはなかなか100点が出せません。
出産から4年経ちましたが、まだまだ、産後のボディ・イメージの変化を受け入れている途中なようです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
藤澤真莉のカウンセリング・セミナー情報
カウンセリング
出張(ご自宅、カフェなど)で。またはお電話で。
- 母親になることや、育児に心理的な面での不安がある方、
- 流産・死産をして心のケアを必要としている方、
- 産後うつや情緒不安定で悩んでおられる方、
- ご自身の今後の生き方で悩んでいる方、など。
60分 \4,000(+出張費)
近日中のセミナー
『今からはじめる!夫婦づくりワークショップ』
妊娠中のカップル、産後クライシス中の方、長期的に愛情と信頼を深める夫婦関係を築きたい方へ!
日時:2018年10月24日(水) 10:00~12:30
場所:あかり助産院(高槻市宮田町3丁目1-19)
料金:3,500円(おやつ・お茶代込み♡)
申し込み:あかり助産院ホームページから
無料メールマガジン
ブログより、さらに親しみを込めた内容をお伝えしています♡
藤澤真莉の心理カウンセリングに、ご興味のある方、ぜひお受け取りください。