援助金事業マタニティカウンセリング、無事に終了しました
こんにちは!
産前・産後・子育て中の女性専門、臨床心理士、公認心理師の心理カウンセラー藤澤真莉です。
9月1日~10月31日までの2か月間、実施してきました、援助金事業『マタニティカウンセリング』は、無事に終えることができました。
ほんとに、たくさんの方に、協力と応援をいただき、厚く御礼申し上げます。
日本各地から、また海外に在住の妊産婦さんからもご利用いただき、好評のうちに終えることができました。
思えば、コロナで小学校やら幼稚園がお休みだった6月、妊産婦さんが大変な思いをしているという報道をきくにつけ、
「私になんかできないかなぁ。でも、私もず~っと子どもと一緒だしなぁ。」と、心がザワザワしていました。
そんな時に、日本臨床心理士資格認定協会の援助金を見つけて、
ぴっか~んとアイデアがひらめき、
どっか~んと、「これやりたい!」という衝動が湧いたのが、はじまりです。
よし、たとえ私一人でも、チャレンジしてみよう。
援助金というお金を、妊産婦さんのために流すパイプになろう。
経験すること、それが私の今回の目的であり、報酬。
どうやったら、このアイデアが実現できるかわからないけど、やらなかったら後悔するのはわかる。
こんなスタートから、今に至るまでの私の体験を、
マイナー温泉街にある、民宿の女将Bになぞらえて、書いてみたいと思います。
マイナー温泉街の民宿の女将Bの悩み
ここは、知名度の低いマイナー温泉街(=周産期のお母さんや家族のケア)。
そこで民宿を一人で営んでいる女将Bは、この温泉街が大好きで、来てくれたお客さんをもてなし、喜んでもらうことが生きがいです。
しかし、この温泉街を訪れる人は、ほんのわずか。
どうやったら、ここの魅力が伝わるのか、温泉の良さが伝わるのかと、考えていました。
そんな時、政府から、地方活性化のための援助金が交付されることを知りました。
そこで、女将Bはひらめきました。
「そうだ!ここの名物である温泉に、無料で入ってもらえる、温泉祭りをしよう!」
そして、この地で同じく民宿を営んでいる、女将Aに相談にいきました。
女将Aは、「それはいいアイデアだわっ!一緒にやりましょう!」と言ってくれました。
他に、女将C、D、Eも協力してくれることになり、
5つの民宿で、無料で1回、温泉に入れる「温泉祭り」を、2か月間開催しました。
女将AとBは、無料で温泉に入りに来てくれるお客さんのために、受付をしたり、タオルを準備したりと大忙し。
この取り組みに、町の人たちもたくさん応援したり、協力してくれました。
おかげで、今まで温泉に入ったことのない人にも、来てもらうことができました。
2か月間、「温泉祭り」をやり終えた女将Bは、ふと考えるのです。
「温泉祭りは、とってもよかったわ。
だけど、この祭りをずっとは続けられない・・・
なぜなら、私は一人女将だからー!
私の民宿の仕事、掃除も料理も帳簿も、私がやらなくちゃ、ごはんが食べられない。
ずーっと祭りをやっていたら、私の民宿がつぶれてしまうわ・・・
そして、私は、民宿に泊まりに来てくれるお客さんをおもてなしするのが生きがいなんだから、
いつまでも無料で温泉に来る人のためには働けないの~!
でも、この温泉街に来る人が増えなくっちゃ、私の民宿の、いや、この町全体の未来が明るくならないわ。
どうしたら、この町に来て、元気になっていく人を増やすことができるだろう。」
そこで、女将は、また考えました。
「そうだわ!
この町の民宿女将連合(=心理士)の人たちだけでなく、
漁協組合(=助産師さんとか)、
お土産物組合(=理学療法士さんとか)、
飲食組合さんも、伝統工芸組合さん(=その他色んな専門職)たちも、
町の人たち(=民間の色んなグループさん)で一丸となって、
観光協会をたちあげたらいいのよー!!
いつまでも、さびれたマイナー温泉街にしてきたくないわっ。
少ないお客さんを、この町の人たちで取り合うなんて、不毛のもっちゃん!
そういえば、漁協組合さんも、お土産物組合さんも、連携とか、コンシェルジュ的な、そんなこと言っているわ。
「女将Bは、その流れに、のっかりま~す!」
でも、もちろん私一人でできることなんて知れているから、やっぱり、
私自身も、女将連合(周産期メンタルヘルスをやっている心理士)も、パワーをつけなきゃねー!
この町のゆるキャラを作るのもいいかもね。
お客さんが来やすいように、主要都市から、直通バスを走らせましょうよ。
若い人たちに来てほしいから、SNS映えポイントも作りましょうよ。おしゃれ感は、大事よね。
みんな、この町に何を求めてくるのか、調べるもの必要だわ。
温泉の効能とか、研究者さんに調査してもらおう。・・・
と、女将Bのから騒ぎは続くのでした。おしまい。
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伝わりますか・・・?このメタファー(笑)。
伝わる人に、伝わればうれしいです。
ということで、前のめりな女将Bは、いろんな人と絡みたいので、今後ともよろしくお願い申しげます。