こんにちは!大阪、産前産後の女性専門カウンセラー、臨床心理士の藤澤真莉です。
今日は、大事な友人の、出産体験をインタビューさせてもらいました。
インタビューの内容は、また後日に『女神たちのタペストリー』コーナーで書きたいと思います。
『女神たちのタペストリー』についてはこちら
彼女のお話をきき、たくさん感じることがあったので、今日はそのことについて書きます。
命とは時間
ミヒャエル・エンデの『モモ』という童話の中で、
モモは、マイスター・ホラに、こう尋ねます。
「時間て、いったいなんなの?」
モモは、時間について、考えをめぐらせ、マイスター・ホラと問答します。
マイスターホラは、次のように述べます。
「光を見るためには目があり、音を聞くためには耳があるのとおなじに、
人間には時間を感じとるために心というものがある。
そして、もしその心が時間を感じとらないようなときには、その時間はないもおなじだ。
ちょうど、虹の七色が目の見えない人にはないもおなじで、
鳥の声が耳の聞こえない人にはないもおなじようにね。
でもかなしいことに、心臓はちゃんと生きて鼓動しているのに、なにも感じとれない心を持った人がいるのだ。」
そして、モモは、異次元の空間で、見たこともない美しい花々をみます。
生まれては咲き、枯れていく花々を目にし、それが与えられている時間の花であることを悟ります。
今回、客観的にみれば大変な出産を経た友人の話を聴くにつけ、
彼女が今生きて、私も今生きて、時間をともにできることが本当に嬉しく、
新しく誕生した命の花がいとおしく、
『モモ』の上記の部分を思い出したのです。
命とは時間。
そして、時間をかんじるのが心。
友人は、痛みや不安な状況でも「今、ここ」を感じて、生きる喜びにしました。
妬ましい相手がいるなら、相手の花を想像する
さて、『モモ』は、常々私が心に置いている大事な物語です。
そんな私ですが、人間関係の中で、嫉妬や、羨望を感じることがあります。
その相手は、自分がほしいものを手にしている誰かや、
私より有能で成功しているように見える誰かだったりします。
嫉妬と羨望は、相手も、自分も傷つけかねない感情です。
なんで嫉妬という漢字には、「女」が二つもはいっているんだろう(笑)。
それはさておき、最近は、自分の中に、嫉妬や羨望の感情が沸き起こってきたら、
私はまず、「あの人の何に嫉妬しているんだろう?」と考えます。
私が思うに、嫉妬で苦しい感情が沸き起こるとき、
勝手に、相手の同意なしに、自分のルールで、その人と勝負するためのリングを作り上げています。
「お洒落でキレイな方が勝ち!」
「多く稼いでいる方が勝ち!」
「子どもをいい子に育てている方が勝ち!」
というような、本当に勝手な、マイ・ルール。
でも、このマイ・ルールは、自分でもどんなルールをもっているのか、案外わかっていなかったりする。
で、「私は、一体なんの点で、勝ち負けしているんだろう?」と考え、マイ・ルールを認識するようにしています。
でも、マイ・ルールがわかっただけでは、嫉妬の気持ちは消えない。
それで、私は妬ましい相手の中に、「どんな花が咲いているだろう?」と想像します。
相手の花は、どんな色だろう?形だろう?香りだろう?
すると、その方らしい、美しい花のイメージが湧いてきます。
するとね、「あの人の花は、きれいに咲いていてほしい。私は、私の花をきれいに咲かせよう」と思えて、嫉妬する苦しい感じが消えるんです!
最近は、この「相手の命の花のイメージ」を持てることで、ずいぶん楽になりました。
生きていてくれて、ありがとう。時間をともにしてくれてありがとう。
身近な大事な人たちに、こんな気持ちを、伝えたいなぁ。
個別カウンセリングのご案内
<出張カウンセリング>
大阪府高槻市から、交通機関で2時間以内でしたら、出張いたします。
ご自宅、またはカフェなどで。
お子様が同席で構いません♪
60分¥4,000+出張費(交通費、飲食代)
<遠隔カウンセリング>
お電話、またはSNSアプリのテレビ電話で、全国どこからでも受けていただけます。
60分¥4,000
継続してカウンセリングを受けたい方は、
10回 ¥35,000 もあります。
お問い合わせは、お気軽にどうぞ。
『産後クライシスをのりこえる!夫婦づくりワークショップ』@櫻扇
明日です、楽しみです!
<概要>
日時:2019年1月25日 (金)13:00~15:30
場所:櫻扇(さくらおうぎ、JRさくら夙川駅より徒歩すぐ。兵庫県西宮市神楽町11-20イースト夙川105号)
料金:¥3,000(ご夫婦で参加の場合は、\6,000)
定員:4名
お申込み:お問い合わせフォームより、イベント名、氏名、電話番号メールアドレスをご記入のうえ、送信していください。
*お子様連れOK。集中して取り組みたい方は、お預けされることをおすすめします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。