おいも屋さん大成功:こどもの主体性

子どもの心の背骨。主体性、自主性を大事にしたら、こうなった!

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おいも屋さんの大成功

こんにちは、大阪で産前・産後の女性専門の心理カウンセラー・臨床心理士の藤澤真莉です。

今日は、息子さんのほっこり、かつ、たくさん気づきをもらったエピソードです。

休日の午前中、6歳になったばかりの息子は、台所に置いてある、半月切りで、約1㎝幅のふかしたサツマイモを見て、ひらめきました。

デスクワークをしている私に、

「ママ!このおいも、薄く切って焼いたら、おいものせんべい🍘になるんちゃう?」

私「え、うん・・・そのまま食べてよ。」

息子「嫌や!作りたい!薄く切って焼いて、せんべいみたいにしたい!」

私は、めんどくさいなぁと思いながら、5ミリ幅にサツマイモをスライスして、オーブントースターで焼いてあげました。

それがこれ。

 

 

はい。ふかし芋が、すこし乾いて、干し芋風になっただけです。

 

 

 

さらに息子は、「いい亊思いついた!これを、お腹すいてる人にくばって、おいも屋さんしたらいいんちゃう?」

私は、反射的に、

はぁ?こんなんもらってくれる人いないよ・・・ただのサツマイモやん・・・

と思ったのですが、ハッとしました。

息子は、これをお腹のすいた人に配りたいと思っている。

どうやったら、お腹のすいた人にもらってもらえるのか、考えさせたら面白いのではないか。

私「そやな、それいいアイデアや。やってみ~」と任せることに。

早速、息子は看板を作成。

「あったかいおいも つくってみてね」

私が、「どこで配るの?」と聞くと、

息子「ママ、ついてきて!」

看板と、おいものせんべいを持って、移動。

どこに行くのかと思えば、

到着したのは、近所のスーパーの信号の前。

そして、ここで、おいも屋さん開始。

私は、誰にももらってもらえないだろう。おいも屋さんをやれただけで、満足だろう。「残念だったね」って帰ろうと、思っていました。

一人のおばあちゃんが私たちの方に歩いてきて、話しかけてきてくれました。

息子が、「いらっしゃいませ。おいもどうぞ。」

私から、何をしているのか説明しました。

おばあちゃんは、「あら~、今お腹いっぱいで、お金ないの。また今度、来るわね~」と言いました。

息子、「タダだから、お金はいりません。」

そして、おいもをおばあちゃんに差し出したら、なんと、食べてくれました。

さらに、そのおばあちゃんが、「これから、ここのお隣の所に、お勉強に行くねん。一緒に行く?」と誘ってくれました。

隣には、高齢者のデイケア施設があります。

息子は、おばあちゃんと手をつないで、おいもの皿も持ち、本当に、デイケアの施設の中に入っていきました。

私は、「きっと関係者以外は入らないでくださいと、怒られるだろう」と思いながらついていったら、

そこのスタッフの方は、私たちを「あら~、どうぞ~」と入れてくれました。

私から、スタッフさんに、何をしているのか、どういう流れで来たのか説明したら、

なんとスタッフの方も、おいも屋さんに乗ってくれました。

そして、スタッフの方と、その場にいたご老人たちが、おいものせんべいを食べてくれたのです!

101歳のおばあちゃんは、小さいゲリラ訪問者に「かわいい~かわい~!」と大喜び。

お礼に、新聞紙で折った、兜をもらいました。

なんと、おいもは、3分の2くらい売れました(笑)。

「食べてもらえてよかったね~」と言いながら、残ったおいもを3人で食べました。

おいも屋さん、大成功!

はぁ~、こんな展開になるとは思わなかった!面白かった!

子どもの自主性、主体性は、おのずから発露する

いやぁ、今日は色々学びました。

まず、おいもせんべいを、作らなかったら、こうはならなかった。

「そんなん誰ももらってくれへんわ!」と、おいも屋さんに付き合わなかったら、こうはならなかった。

まさか、見ず知らずの親子の、サツマイモを食べてくれる人がいるとは、思わなかった。

息子よ、スーパー前を選んだのも、よいチョイスだ。

そして、君の存在が、おじいちゃん・おばあちゃん・デイケアのスタッフさんを喜ばせた!すばらしい!

息子は、家に帰ってきたら、「今日は最高や~」と言っていました。

子どもの「こんなんしたら、いいんじゃない?」「こんなことしたい!」っていうアイデアを、

どうなるかを決めつけないでやってみて、どうしたら目的を達成できるか考えて、その結果がどうであれ受け入れる。

子どもの、「○○したい」「○○が好き」という気持ちは、

大人から与えられなくて、おのずから子どもの内から発露するもの。

それを、実現して喜ぶためにどうしたらいいか、知恵を絞るのが、本当の勉強。本当の男性性。

こんなことを繰り返したら、子どもの「心の背骨」が立つ、主体性、自主性を大事にできるんじゃないかなぁと思った次第です。

常識や世間体にまみれた大人である私には、そのプロセスはドキドキでしたが、楽しかったです!

家から、半径300メートル内で起きた、ちょっとしたミラクルでした。

「夫婦づくりワークショップ」情報

<産後クライシスをのりこえる!夫婦づくりワークショップ>

日時:2018年12月6日(木) 13:00~15:00

場所:櫻扇(西宮市神楽町11-10イースト夙川105号)

料金:3,000円

申し込み:お問い合わフォームから、、イベントタイトルと、参加希望とご記入の上、送信してください。

もしくは、facebookのイベントページの、参加ボタンを押してください。

 

<産前・産後からはじめる!夫婦づくりワークショップ>

日時:2018年12月17日(月) 14:00~16:00

場所:あかり助産院(高槻市宮田町3丁目1-19-1)

料金:2,500円

お申込み:あかり助産院さんのホームページ、イベントページより、送信してください。

そして、

あきらめ夫婦限定!夫婦関係のカウンセリングモニターも、引き続き募集しております。

モニターになって、カウンセリングを受けてみたいと言う方、この機会に、ぜひセミナーにお越しください♡

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

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