産後クライシス:夫との認識の違いは、意外なところにある
夫の疑問:うぐいすパンの謎/夫の説:逆子はなまけ者。
こんにちは、大阪で産前・産後の女性専門の心理カウンセラー/臨床心理士の藤澤真莉です。
さて、私の夫は中学生の時、なぜ、うぐいすパンは、「うぐいす」とつくのか、謎だったそうです。
なぜなら、夫の中学校の近くにある、小さなパン屋さん(駄菓子とかタバコも売ってる)では、白あんパンが、「うぐいすパン」
として売られていたからです。
「どう見ても、具に、うぐいすの肉は入っていない。なんで、うぐいすパンなんだろう?
パンを押したら、「ホーホケキョ」とか、「ホ~」とか音が鳴るのだろうか?」
そう思って、パンをゆっくり押してみたり。
「パンの袋から漏れる空気の音が、ウグイスの鳴き声みたいなのだろうか?」と思って、
袋ごとパン全体を押してみたり。
パンを裏返してみたり。
中学生の夫が悩んでいたら、制服をロングスカートにしたやんちゃ系女子に「何してんの?」と声をかけられた。
「これ、なんでうぐいすパンなん?」と質問した。
「あそこのパン屋、手ぇ抜いとるねん!ほんまは、アンコは緑や!」と教えてもらって、謎は解決した。
そんな夫が成長し、結婚して、妻がはじめて妊娠した。
夫は、検診に行くたびに、「逆子になっていか?」が気になった。
妻は、お腹が膨らまないうちから、なぜ逆子かどうか聞くのか、少し不思議だった。
なぜなら、夫の頭の中では、お腹にいる赤ちゃんは、このような構造だったからだ。
子宮の中は、7~8割が羊水で満たされており、上部には空気の層がある。
赤ちゃんは、頭から出てくるのは知っている。
だから、基本は、赤ちゃんは頭を下にしなければならない。
しかし、これでは息ができないので、赤ちゃんはたまにくるっと回って、空気を吸ってから、また下を向くのだ。(潜水を繰り返す胎児!!)
逆子になる子は、「ずっと上に向いていたら楽やん~。これええわ~。」と、下に回るのがめんどくさくなった子。
だから、赤ちゃんがなまけ者になってはいけないから、逆子は治さなければならないのだ。
妻は、こばかにしたような顔で言った。「じゃぁ、赤ちゃんは、どうやって栄養をお母さんからもらってると思っていたん?」
「それは、臍の緒からでしょ。それくらい知っているわ。」
妻「それは知ってるんかい!!」
夫と妻は、違う地図を持っている
上記の夫の逆子についての誤解は、妊娠中のたわいない会話がきっかけで発覚し、私は衝撃を受けました。
「中学校の性教育で習わなかった?」
「習ってない。」
そうか。私は、女子バージョンの性教育しか知らないんだわっ。男子は、一体何を教えてもらったんだ?
夫は、勉強のできる、優秀な男性です。その男性が、こんなことを知らないなんて。
私は、妊娠・出産について、夫が何を知っていて、何を知らないのか、少し不安になりました。
私が当たり前だと思っていることは、夫に対して、どこが通用して、どこは通用しないのだろう・・・。
自分と夫の認識の違い、知識の違い、当たり前の違いについて、考えさせられた一件でした。
しかし、このエピソードを周囲の人に少し話したところ、妊娠・出産にまつわる男性の誤解は多いらしく、夫はましな方らしい。
私の、「夫婦づくりワークショップ」では、
・夫と妻は、絶対に違う地図を持っている。
・お互いの地図をきめつけない。
・違いを埋められるのは、丁寧な言葉によるコミュニケーションだけ!
とお伝えしています。
子育て中、夫に感じる、「モヤ」「イラ」「なんで?」「何回言ったらわかるのん?」。
夫の認識を知れば、そして自分の認識を知れば、それは解決できるはず。
そんな産後クライシスあるあると、夫婦会議のコツを、
私の「夫エピソード」も交えて、楽しくお伝えしています。
「夫婦づくりワークショップ」情報
<産後クライシスをのりこえる!夫婦づくりワークショップ>
日時:2018年12月6日(木) 13:00~15:00
場所:櫻扇(西宮市神楽町11-10イースト夙川105号)
料金:3,000円
申し込み:お問い合わフォームから、、イベントタイトルと、参加希望とご記入の上、送信してください。
もしくは、facebookのイベントページの、参加ボタンを押してください。
<産前・産後からはじめる!夫婦づくりワークショップ>
日時:2018年12月17日(月) 14:00~16:00
場所:あかり助産院(高槻市宮田町3丁目1-19-1)
料金:2,500円
お申込み:あかり助産院さんのホームページ、イベントページより、送信してください。
そして、
あきらめ夫婦限定!夫婦関係のカウンセリングモニターも、引き続き募集しております。
モニターになって、カウンセリングを受けてみたいと言う方、この機会に、ぜひセミナーにお越しください♡
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!